消毒液と世の中
近頃はコロナ劇場の影響で、どこへ行っても入口付近に消毒液が置いてあります。
今日入った店先にもやっぱり、マスク着用のお願いと、消毒液が置いてありました。
私の眼の前に小さな女の子、3歳位だと思いますがチョロチョロというか、よちよちといったかんじで、歩いていました。
同じところをぐるぐる回っているようで、何してるのかな?
一人で危ないな〜なんて考えていたのですが、私の目に手押しの消毒液のボトルが置いてありました。
小さな女の子は、そこに行って、届かないけれど懸命に消毒液のポンプを押そうとしていました。
私はとても、寂しい気持ちで一杯になってしまいました。
こんな小さな女の子まで、消毒液で手を消毒するのが当たり前だと思ってしまっている、この社会に。
この子が大きくなった時は、一体どういった世の中に、なっているのか…
とても、悲しく寂しく、虚しい気持ちになりました。
どこへ行っても消毒液で手を常に消毒していたら、手はガサガサになりますし、そもそも私達が元気に生活できなくてなってしまいます。
私達の身体は、細菌と共存しながら健康でいられるのですから。
いつもマスクをして、二酸化炭素を吸いながら、朦朧とする意識のなかで、消毒液で手を消毒し、細菌を無くす。
こんな社会は、いつまで続くのでしょうか?