ただただ楽しい
イーグルスのDESPERADOが大好きです。
遠い昔、付き合っていたわけじゃないけれど、20代の頃ドライブに行った女性と湘南の海岸沿いを車で走らせていた時、夕暮れに輝く海を見ながら聞いていた曲。
カーステレオから流れる曲を聞いて「とてもいい雰囲気の曲ね・」と彼女が呟いていました。
あれから数十年、一行に色あせないメロディとDon Henleyのボーカルは涙が出るほど感動します。
家に帰ってキーボードの電源を入れ、何度も何度もこの曲のイントロを弾く。
淋しいけれど、懐かしい、また心を癒してくれる。
私は数十年とギターを弾いてはきましたが、キーボードを弾こうと思ったことはそんなにはありませんでした。
これは、キーボードを弾いている時間があるんだったらギターをもっと上手に弾けるようになりたいという気持ちが強かったからです。
けれど、最近無性に滅茶苦茶弾いてみたい衝動にかられ、おもわず何だか良くわからないけれど購入して、適当に弾いています。
楽器を弾いていてつくづく感じるのは、今この瞬間、雑念から離れられる。
この一言に尽きます。
手、指を動かしながらできる限り感情を入れ、間違ったら何度も同じフレーズを弾く。誰に強制されたわけでもないけれど、繰り返し繰り替えし納得するまで。
こんなことは好きじゃなければできないことですよね。
だから、好きこそものの上手なれ。
傍からみたら、なんでそんなことしてるの?と思うかもしれませんし、苦労してるね。
と思うかもしれませんが、これが苦労でも忍耐でも努力でも根性でも何でもない。
ただ、ただ、楽しいだけ。
音楽はやっぱり素晴らしい。
私にとって、音楽は一生離れられない存在です。