テレパシー
こんな事を書くのは流石にどうかとは思いますが、分かってくれる人もいるだろうという事で、書き連ねます。
元々気分で書いていますから…。
もう何年前だったか、多分7年位前だったと思います。
その日は健康のため、近所の河川沿いのサイクリングロードをウオーキングしてました。
台風の後だったか、大きな丸い雲が空一面に幾つも浮かんでいました。
竜巻雲?
青い空に円盤型の大きな雲が微動だにせず、沢山。
ウオーキングしなが、空に浮かぶそれらの雲を眺めている時、何となく直感といか閃いた事がありました。
「あれは俗に言うUFOというものかもしれない…」
当時雲がUFOなんて聞いた事もなく、思いもしませんでした。
UFOと言えば矢追純一のUFOスペシャルで、雲がUFOなんて…。
ただ浮かんでくるその直感を、なぜか私は確信していました。
それと、監視されている、とも。
馬鹿な考えだと、頭の中で呟きながら。
その後家に帰り、夕御飯も食べ、テレビを見ながらリビングでくつろいでいました。
時間は多分7時過ぎ頃だったと思います。
外は暗く、リビングの窓に背を向けテレビをボンヤリ見ていた私の頭の中に、直接声が聞こえました。機械的な声。
ずっと前、昭和時代のロボットの様な声です。
「後ろを見ろ」
ハッキリと耳ではなく頭の中で聞こえました。
私が座っているのはテレビの目の前、後ろの窓までは1m50cm位。
背後に何か異様な違和感、雰囲気があります。
恐怖は感じませんでしたが、何となく絶対に振り向いてはいけないと感じた私は、テレビ画面を見続けていました。
冗談じゃない、振り向かないよ…。
と思いながら。
どの位経ったか。
多分5分位だと思います。
背後の異様な雰囲気が消えたと、思って後ろの窓を見ました。
当然何もありません。
ただ暗い庭だけです。
私は日中見たあの雲と、私が感じた直感と頭の中で聞こえた機械的な声は、間違いなく関連していると思っています。
こんな事を書くと、また統合失調症だとか何とか思われるかもしれませんが、こんな事もあるんだな…。
と、話として読んで下さい。